皆さん体組成計ってご存知ですか?私は昔、血圧計や体組成計のメーカーで働いていたので馴染み深いのですが、体組成計は体脂肪計の更に機能を追求したもので体の筋肉量や骨量、水分量などを計測できるものです。どうやって測っているのかというと体に微弱な電流を流してインピーダンス(電気抵抗値)を計測して電気の流れやすさを計測しています。電気抵抗が大きい方は脂肪が多い・水分量が少ない。また抵抗の小さい方は筋肉量が多い・水分量が多いことになります。キーワードは「脂肪が多いと電気抵抗値は高くなる。」です。

CS60inHIROSHIMA

今回も医学博士・歯学博士・薬学博士である堀 泰典先生の本「はだしで大地に立つと病気が治る (体内静電気を抜くアース健康法)」

実はかつての日本人は、日常生活のなかで自然に体内静電気を抜いていました。体内静電気を抜くには大地や川、海といった自然に触れることがいちばんなのです。それなのに現代では、道路は舗装され、畑や田園、森や緑は減る一方で、自然が生活の場からどんどん遠のいていきました。それだけ体内静電気が抜ける機会も失われています。ある意味、文明の発達と反比例しています。その象徴とも言えるのが靴です。物質には電気を通しやすい伝導体と、電気を通しにくい絶縁体とがあります。伝導体は電気の通りやすさ(伝導率)によってピンからキリまであり、高いものとしては金属、とりわけ銀や銅、金、アルミニウム、鉄などが挙げられます。絶縁体は物質内の自由電子、つまり自由に移動できる電子が少ないため、よほど高い電圧をかけなければ電気が通りません。代表的なのはゴムやガラスです。靴底に使われているゴムは電気を通さない完全な絶縁体です。これを履いている限り体内静電気はまったく抜けません。戦前の人はゾウリやゲタが一般的でゴム底の靴は少数派でした。それより以前はワラジでした。ゴム底が普及したのは戦後からです。ガンや生活習慣病、アトピー性皮膚炎や膠原病(こうげんびょう)などの免疫疾患、アルツハイマー病、さらには「現代病」とも言われる原因不明の難病が後を断たなくなった、こうした生活の変化と無縁ではないと私(堀先生)は考えています。

体表静電気はバチッきても一瞬でなくなります。体内静電気も発生したら、どんどん体の外へ抜けてもよさそうに思えますが、血管やミトコンドリアのような“発電所”もあれば、そこで発生した静電気をためる“蓄電池”もあるのです。そう、脂肪です!油は電気を通さない絶縁体だからです。脂肪はおなかに限らず全身にくまなく存在します。特にミトコンドリアで発生した静電気はたまりやすいのです。今から十数億年前、ミトコンドリアが大きな細胞に侵入し、大きな細胞の外膜にプロテオバクテリア(後のミトコンドリア)の細胞膜が内膜になりました。ミトコンドリアは二重構造で、内膜も外膜もリン皮質でできており、絶縁体で電気を逃がさないようになっています。この構造がエネルギーを背産するには都合がいいのですが、ミトコンドリア内静電気を生み出す要因にもなっています。ミトコンドリア内で発生した静電気は外に出られず、その膜で止められて内膜にたまっていき、ある電圧を超えたときに絶縁破壊(絶縁状態が保てねくなり電流を流すようになること)を起こして放電するのです。つまり小さな落雷を繰り返すことになります。その放電がミトコンドリアに呼吸で取り入れた酸素と結びついて、スーパーオキシドアニオンラジカルと呼ばれる活性酸素をつくり出したり、ミトコンドリア遺伝子を攻撃したりするのです。

空気中の酸素は(O₂)で安定していますが、活性酸素になると電子が一つ加わります(O₂⁻)。これは非常に不安定な状態のため、近くの物から電子を引っこ抜いて安定しようとします。電子を奪われたほうは機能がマヒするか、死んでしまいます。これが酸化です。つまり酸化とは対象とする物質が電子を奪われる反応のことです。活性酸素が増えすぎるとミトコンドリアを酸化させて機能低下を助長し、ミトコンドリアを死滅させます。体内静電気はこの活性酸素を垂れ流す巨大な工場でもあります。脂肪内にたまった静電気は落雷と活性酸素の両面から細胞にダメージを与えるというわけです。肥満(メタボ)が好ましくないのはそうした理由もあるのです。太るとおなかばかりでなく全身の臓器・器官に脂肪が増えていきます。そこでは必ず体内静電気がたまり、落雷がおこったり、活性酸素が発生したりすることになります。例えば、脳の記憶をつかさどる海馬で細胞がダメージを受ければ、アルツハイマー病などの認知症のリスクを高めたり、症状を加速させたりすることが考えられます。膵臓の内部に島状に散在するランゲルハンス島がダメージを受ければ、インスリンを分泌する働きが悪くなって糖尿病を進行させるでしょう。また、体内静電気のダメージが遺伝子に及んだ場合にはガンができる可能性も高くなります。つまるところ体をつくっているのは細胞ですし、血管はその体のすみずみに行きわたっているわけですから、全身が体内静電気の脅威にさらされているのです。

 

脂肪が電気を通しにくいことは知っていましたが、まさか“蓄電池”になっていたなんて!そして体内静電気と脂肪の関係がこんなに恐ろしいとは!この本を読んで初めて知りました。

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