唐突ですが、水素のお話です。

私が水素に興味を持ったのは昨年の年末ぐらいだったと思います。

こんな記事を見つけました。

「水素ガス吸引」が先進医療Bとして厚生労働省に認可
2016年12月9日、水素ガス吸引療法Jが厚生労働省の先進医療Bとして認可され、
水素ガスの効果と安全性を世界で初めて、日本国(厚生労働省)が認めました。
第3頁先進医療【先進医療B】 (66種類) 68番 水素ガス吸引療法
水素ガス吸入療法
実施診療科: 救急科
承認年月日: 平成28年12月1日
適応症: 心停止後症候群(院外における心停止後に院外又は救急外来において自己心拍が再開し、かつ、心原性心停止が推定されるものに限る。)
効果:水素ガスは体内で様々な有害物質を無毒化できるのではないかと期待されています。今回の心停止後症候群では、主に脳の機能に焦点を当てて、心停止になった時の脳の酸素不足のダメージを水素によって軽減しようとするものです。これによって、心停止後症候群から回復して社会復帰を果たす方が増えることを期待しています。また、水素吸入療法は世界初の治療法です。この技術が確立されれば、心停止後症候群以外の病状にも応用が容易になります。水素吸入自体には、大掛かりな装置は不要ですので、簡便に効果的な治療が行えるようになります。まさに画期的な治療です。

正直、「え?水素?火が付いたら爆発するのでは?」その時そう思いました。

でも調べていくと現在、試験的に慶応大学病院の救急車に水素のボンベが積んであり、心肺停止で運ばれた患者さんに水素を吸わせると蘇る確率が高くなるとのこと。

http://www.hosp.keio.ac.jp/about/yakuwari/senshin/senshin16.html

さらにさらに、脳梗塞や癌、パーキンソン病、筋肉疾患、メタボリックシンドローム…有効性と安全性が確認されて…なんて記事が出てくる出てくる。

https://rctportal.niph.go.jp/s/detail/jm?trial_id=JMA-IIA00142

http://www.senshin-dai-ichi.jp/med/technology/16123068/

現在、日本の先進医療にもなっている水素で今後の活躍が期待されますが、水素と言えば健康面でも数年前、水素水で一時よく耳にしてましたよね。私は飲んだことが無かったので何とも言えないのですが、調べてみると「吸入」「飲用」「浸透」という3種類の接種方法があり、水素水は「飲用」で水素ガスは「吸入」になります。で、どうやら「吸入」に注目が集まっているようです。

その理由として、水素の接種量があげられます。

例えば、水素水で高濃度をキャッチコピーにしている伊○園さんの「高濃度水素水」の水素濃度1.9~2.5ppm(但し生成時とし、賞味期限までで0.7~1.6ppm。水素は水から抜けやすい特徴もあるので注意が必要です。)仮に1.6ppmとしましょう。300mlで1.6ppmとなり1本250円です。

ppm(パーツ・パー・ミリオン)とは、百万分率(ひゃくまんぶんりつ)で、100万分のいくらであるかという割合を示すparts-per表記による単位。「parts per million」の頭文字をとったもので、100万分の1の意。1ppm = 0.0001% であり 10,000ppm = 1% です。

伊○園さんの水素水は300mlで1.6ppmという事は…

300ml×0.00016%つまり300×0.01×0.00016=0.00048

やばいです!300ml飲んで0.0005mlの水素量。この量でどのような効果がでるのか専門家でないので分からないのですが、「水素」という名前を付けていいのか疑問に感じます。

次に「吸入」で家庭向けでしょうか?「水素吸入器 ラブリエリュクス」をみてみましょう。ラブリエリュクスは、水の電気分解により高純度水素を1分あたり約60ml生成します。ちなみに本体27万円。家庭向けで使用するには限界的な値段設定だと感じます。

成人の場合、安静時の1回の呼吸量は約400ml。呼吸頻度は1分間に約15回。1分間に6000mlの空気を取り込んでいます。ただしppm表記が無いのでネットで色々探しました。

https://www.up-x.com/product/hydrogen/labriller-luxe.html

水素吸引から約5分後の呼気の測定6,450ppmと書かれています。これが正しいとすると、

6000ml×0.00645=38.7ml(1分間に鼻から入った水素量)

水素水に入っている水素量を吸ったと想像すると格段に接種している感があるように思えます。

では次に業務用、私が今注目している会社は「水素ガス最大発生量毎分12,000ml」このガスは水素濃度20,000ppm=2%なので実質水素量は約240ml吸えるものです。医療レベルです。ただ正直、一見たいしたこと無い数値だと感じたのも事実です。何故かと言うと他社の「ス○ソニア」や「ハイ○ルベーター」、「ス○フィール」など業務用が次々と出てきていますが、それらのスペックと比較するとあまり数値が良くない様に見えるのです。実はカラクリがあります。この会社のみが吸引の鼻や口元で計測した濃度20,000ppmなのです。「え?他社さんは違うの?」調べてみました。

何故か業務用になるとppmで表記しない製品が多数になります。ガスの発生量を表記していたり、水素水何本分かで表記してます。曖昧な表現なのです。発生量も「毎分3,000mlその内66.6%が水素」と表記している会社もあります。では計算してみましょう。3,000ml×0.666=1,998ml/mです。水素量では劇的な数値です。水素水と比較すると1分間に3,996,000本(300ml)飲んだ数値になります。でも、カタログには「60分吸入する場合、約140Lの水素水を飲んだ時と同等の水素を体内に取り込むことができます。」140Lは500mlのペットボトル280本ですね。計算が合いませんね。(騙されるところでした)

つまり表記されているスペックは人が吸入する数値ではなく、機械内で生成される数値。ホースから出てくる数値ではないのです。66.6%=666,000ppmとなります。医療分野でも20,000ppmなのにこんなに水素吸うのは誰が見てもおかしいと思いますよね。なので業務用はppm表記していない会社がほとんど。「水素酸素ガス発生量:水素1.200ml/m、酸素600ml/m」この表記も人が吸う数値には矛盾が生じます。業務用は何故か機械の性能数値を記載して実際に人が吸う条件を載せていないメーカーばかりです。私の様に素人が見るとつい乗せられて後で後悔する人が多いんだろうなと感じました。

matobi detox でも現在検討中です。よく友人に聞いても「水素ってあまり効果がわからない」と耳にします。心の中では「そりゃ水素水ではね…」とつい思ってしまいます。でもそんな人が陥りやすい「車が買える値段出したんだからハイスペックに違いない!と思い込んで購入したのに実はそれ程すごくなかった」なんて事になってしまいがちな業界です。業務用を買おうと思う方はそんなにいないと思いますが、しっかり検討してからでないと危ないなと感じました。

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